記録することの大切さ

介護をするうえで重要な「介護記録」とは

介護記録の分かりやすい書き方

介護記録とは、介護士やスタッフが利用者の情報を共有するものです。
介護記録をつけることで一貫性をもったケアを提供することができるうえ、介護の質も高めます。
また、介護記録があることで、利用者の家族や自治体に対しても適切なケアを行っているという証明にもなります。
さらに、事故などが起きたときも、対応の適切さを証明できるので、きちんと記載しておく必要があります。
基本的に5W1Hを意識して書きます。
誰が、いつ、どこで、何を、どうして、どのようにしたという文章の組み立てをしましょう。
その際、修飾語をつけて利用者の様子を分かりやすくします。
また、利用者の発言を記録して、どんな風に利用者が感じているのかを記録します。
数値や時間などの表記を統一しておくと、一目で見やすくなるでしょう。

そして、場所や数値や情報源は明確に記しておくと良いです。
利用者の発言や行動、態度などから利用者の変化などがわかりやすく、客観的に事実をくみ取ることができます。
略語もうまく組み込んで簡潔な文章にすると良いでしょう。
ただし、介護記録は利用者の家族が見ることもあります。
利用者が暴力的になった事実を書いてあったとしても、そこに至った背景や原因も分かりやすく記してあれば、家族も納得できます。
介護記録を読んだ人に介護している人の思いやりが伝わるような記録を作成すると、引きつぐ介護者にも思いやりが伝わり、思いやりのあるケアが広がります。
介護記録についてさらに理解を深めたいなら<<学んでおこう「介護記録」の重要性>>というサイトも参考にしてみてはいかがでしょう。